河川延長1位は北海道15,458km。最下位沖縄393kmで、差は39.3倍。

河川延長1位は北海道15,458km。最下位沖縄393kmで、差は39.3倍。
日本は河川の国と言われる。国土交通省がまとめる「河川データブック」では、一級河川・二級河川・準用河川の延長が都道府県別に記録されている。
2024年のデータで、各都道府県の河川延長合計を並べると、1位は北海道の15,458.8km。2位の長野県7,039.6kmを約2.2倍引き離し、圧倒的な独走だ。
3位は福島県5,446.5km、4位新潟県5,382.2km、5位岩手県4,443.5km。上位5県のうち4県が北日本。全国平均は3,065km、1位北海道はその約5倍にあたる。
北海道15,458km、長野7,040kmが上位

上位10都道府県を並べると、面積の大きい北日本・中央高地・日本海側が並ぶ。
| 順位 | 都道府県 | 河川延長合計 |
|---|---|---|
| 1位 | 北海道 | 15,458.8km |
| 2位 | 長野県 | 7,039.6km |
| 3位 | 福島県 | 5,446.5km |
| 4位 | 新潟県 | 5,382.2km |
| 5位 | 岩手県 | 4,443.5km |
| 6位 | 鹿児島県 | 4,347.8km |
| 7位 | 静岡県 | 4,050.7km |
| 8位 | 兵庫県 | 3,881.0km |
| 9位 | 大分県 | 3,729.4km |
| 10位 | 熊本県 | 3,633.3km |
1位北海道と2位長野の差は約8,419km。本州最長の長野県でも、北海道の約45%にとどまる。北海道の面積の広さと、道内を流れる石狩川・十勝川・天塩川などの大河川システムが、全国ランキングの頂点を形作っている。
上位10位には、面積の大きい北海道・長野・福島・新潟・岩手・鹿児島が並ぶほか、太平洋側の静岡・兵庫・大分・熊本も入る。山地から平野まで水系が広がる地形の県が上位に集中している。
なぜ北海道が突出するのか
北海道は日本の都道府県の中で圧倒的に面積が広い。全国の約22%の国土を占め、九州の約2倍、本州の最大県・岩手の約6倍の面積がある。分母の面積が大きければ、河川の延長も長くなる。
加えて、北海道は山岳地帯から平野部までの落差が大きく、水系が長距離に及ぶ。一級河川だけで10,190km、二級河川4,288km、準用河川980km。これらの積み重ねで15,458kmという数字になる。
一級河川の本数でも北海道は13本と全国最多クラスで、石狩川(水系延長約2,600km)、十勝川(約1,700km)、天塩川(約1,500km)など、日本有数の大河川システムを抱える。
2位長野県7,039kmは、信濃川(新潟方面へ続く)・天竜川・木曽川の源流を抱え、県内に張り巡らされる水系の総延長が7,000km超に達する。内陸県でありながら河川延長2位という位置は、中央高地の降水と山岳地形の厚みを象徴している。
最下位は沖縄の393km、39.3倍差
下位を見ると、島嶼部や平野部の小さい都道府県が並ぶ。
| 順位 | 都道府県 | 河川延長合計 |
|---|---|---|
| 45位 | 大阪府 | 963.7km |
| 46位 | 東京都 | 862.8km |
| 47位 | 沖縄県 | 393.2km |
最下位の沖縄県393.2kmは、1位北海道の約2.5%。差は約39.3倍にのぼる。沖縄県は本島・離島を含めても面積が約2,280km²と小さく、河川の長さは限定的。県内最長の河川は浦内川(約19km)で、本州の中規模河川に比べると規模が違う。
46位の東京都は、多摩川・隅田川など知名度の高い河川はあるものの、都道府県全体での延長は862.8km。神奈川県(1,033km)もほぼ同水準で、首都圏・関西圏の都市部は面積の割に河川延長が短い特徴がある。
河川延長は面積とほぼ連動する
河川延長ランキングは、面積ランキングと似た並びを持つ。北海道、岩手、福島、長野、新潟、秋田、岐阜、青森、山形、鹿児島——面積10傑のうち、北海道、岩手、福島、長野、新潟、鹿児島の6県が河川延長10位以内に入る。
ただし完全に一致するわけではなく、例えば兵庫県(面積27位)が河川延長8位に入る一方、岐阜県(面積7位)は河川延長15位にとどまる。降水量・山地の密度・河川の刻み方など、地形要因が細部で順位を動かす。
全国合計では、一級河川約89,000km、二級河川約35,000km、準用河川約21,000km。合わせて約14.6万kmの河川が日本列島を流れている。
全47都道府県 河川延長ランキング
2024年の河川延長合計(km)を全47県で並べる。
| 順位 | 都道府県 | km | 順位 | 都道府県 | km | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 15,458.8 | 25 | 徳島県 | 2,784.3 | |
| 2 | 長野県 | 7,039.6 | 26 | 福岡県 | 2,646.1 | |
| 3 | 福島県 | 5,446.5 | 27 | 京都府 | 2,574.4 | |
| 4 | 新潟県 | 5,382.2 | 28 | 宮城県 | 2,572.7 | |
| 5 | 岩手県 | 4,443.5 | 29 | 滋賀県 | 2,379.4 | |
| 6 | 鹿児島県 | 4,347.8 | 30 | 茨城県 | 2,314.6 | |
| 7 | 静岡県 | 4,050.7 | 31 | 山梨県 | 2,291.3 | |
| 8 | 兵庫県 | 3,881.0 | 32 | 青森県 | 2,226.3 | |
| 9 | 大分県 | 3,729.4 | 33 | 和歌山県 | 2,123.9 | |
| 10 | 熊本県 | 3,633.3 | 34 | 奈良県 | 2,043.0 | |
| 11 | 秋田県 | 3,567.7 | 35 | 埼玉県 | 1,974.9 | |
| 12 | 三重県 | 3,540.8 | 36 | 富山県 | 1,842.2 | |
| 13 | 山形県 | 3,429.4 | 37 | 千葉県 | 1,833.9 | |
| 14 | 高知県 | 3,383.8 | 38 | 佐賀県 | 1,789.8 | |
| 15 | 岐阜県 | 3,377.3 | 39 | 長崎県 | 1,517.6 | |
| 16 | 愛媛県 | 3,309.4 | 40 | 鳥取県 | 1,514.9 | |
| 17 | 広島県 | 3,237.2 | 41 | 石川県 | 1,502.0 | |
| 18 | 山口県 | 3,137.0 | 42 | 福井県 | 1,487.6 | |
| 19 | 島根県 | 3,091.7 | 43 | 香川県 | 1,177.8 | |
| 20 | 岡山県 | 3,013.4 | 44 | 神奈川県 | 1,033.2 | |
| 21 | 群馬県 | 2,982.0 | 45 | 大阪府 | 963.7 | |
| 22 | 宮崎県 | 2,967.2 | 46 | 東京都 | 862.8 | |
| 23 | 愛知県 | 2,917.1 | 47 | 沖縄県 | 393.2 | |
| 24 | 栃木県 | 2,852.4 |
北海道15,458km、沖縄393km、39倍差
北海道15,458km、長野7,040km、全国平均3,065km、最下位沖縄393km。1位と最下位で39.3倍、北海道だけが15,000km超。同じ日本列島で、水系の長さは40倍近く違う。地図の上で見ると当たり前に見える数字も、47の都道府県を並べて初めて、地形の厚みがこれほど違うことが見えてくる。
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データ出典: 国土交通省「河川データブック2025」(2024年時点)



