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2023-2025年平均(3年平均)

うどん・そば外食1位は高松市17,704円。2位静岡11,718円を1.51倍引き離す独走。

公開日: 2026-05-18
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うどん・そば外食1位は高松市17,704円。2位静岡11,718円を1.51倍引き離す独走。

うどん・そば外食1位は高松市17,704円。2位静岡11,718円を1.51倍引き離す独走。

「うどん県」と自称する香川県。その中心都市・高松市の「うどん・そば」外食支出額が、家計調査でどれくらい突出しているかを数字で見ると、うどん県の肩書に偽りはない。

直近3年(2023〜2025年)平均で、都道府県庁所在市及び政令指定都市の「日本そば・うどん(外食)」支出額を並べると、1位は高松市の17,704円。全国平均7,467円の2.37倍にあたる。

2位は静岡市11,718円、3位は山形市10,980円、4位は宇都宮市10,233円、5位は名古屋市9,753円。2位の静岡市でも高松の約66%にすぎず、高松は2位を1.51倍引き離している。最下位は那覇市2,386円で、高松とは7.42倍の差がある。

高松17,704円、1位が2位を1.5倍引き離す

うどん・そば外食支出額ランキング 2023-2025年 3年平均

上位10都市を並べると、高松の独走が際立つ。

順位 観測都市 3年平均支出額
1位 高松市 17,704円
2位 静岡市 11,718円
3位 山形市 10,980円
4位 宇都宮市 10,233円
5位 名古屋市 9,753円
6位 岐阜市 9,650円
7位 岡山市 9,490円
8位 さいたま市 9,451円
9位 仙台市 9,406円
10位 浜松市 9,395円

高松と2位静岡の差は5,986円。2位静岡から10位浜松までの9都市がほぼ9,000〜12,000円台にまとまっており、高松1市だけが17,000円台という別の帯に立っている。

家計調査で「1位と2位の差が1.5倍以上」という構図は、品目を横断してもそれほど多くない。先日取り上げたカステラ(長崎5,906円、2位水戸1,270円の4.7倍差)に並ぶ、1位独走パターンの品目のひとつだ。

なぜ高松が独走するのか

うどん・そば外食支出額の推移 2007-2025年

香川県は、面積あたりのうどん店舗数が日本一とされる。高松市にはセルフうどん店、製麺所併設店、老舗の讃岐うどん店が多数密集しており、昼食の1食をうどんで済ませる世帯が多い。

「朝うどん」「昼うどん」「夜うどん」と、時間帯を問わずうどんが日常食に入っているのが香川の特徴だ。価格帯もセルフうどんで1玉200〜400円と安く、外食の頻度が高い。

家計調査の「日本そば・うどん(外食)」は、そばとうどんを合算した支出額を集計する品目。香川県の高松市では、そばの消費量はそれほど多くないが、うどんの外食頻度の高さだけで全国平均の2倍超に到達している。

そばどころの長野・山形・新潟は?

上位に入っている山形市(3位10,980円)は、そばどころとしても知られる。長野市は13位8,705円で全国平均を上回る。新潟市は38位6,863円で平均以下。そばと対応関係が強そうな県庁所在地が必ずしも上位に固まっていないのは、家計調査の「外食支出」が日常的な外食習慣を反映しているためだ。

長野県のそばは観光地向けの比重が大きく、地元住民の日常の外食としては、ほかの業態(ラーメン・定食・スーパーの総菜)とのシェア競争になる。一方、香川の讃岐うどんは、観光ではなく日常食として圧倒的な位置を保っている。その違いが、家計調査の「外食」の数字に表れる。

最下位は那覇市の2,386円

下位を見ると、沖縄・九州・離島の都市が並ぶ。

順位 観測都市 3年平均支出額
49位 和歌山市 5,031円
50位 青森市 5,019円
51位 長崎市 4,332円
52位 那覇市 2,386円

最下位の那覇市2,386円は、1位高松市の約13%。差は7.42倍にのぼる。沖縄では、外食の中心はそば・うどんよりも「沖縄そば」(中華麺ベース)や定食、ファストフードが担っている。家計調査の分類で「日本そば・うどん」に含まれないため、那覇の数値が低く出る構造がある。

和歌山5,031円・青森5,019円・長崎4,332円なども下位に並び、近畿南部・北日本・九州西部の一部で、そば・うどん外食の習慣が家計簿に現れにくい地域構造が見える。1位高松17,704円と最下位那覇2,386円との差は7.42倍で、家計調査の外食品目の中でも地域差が際立って大きい指標の1つだ。

全52観測都市ランキング

家計調査では、都道府県庁所在市と政令指定都市の合計52観測都市を比較できる。3年平均ランキングには相模原市を含む全52都市を並べた。

順位 名称 2023〜2025年平均 順位 名称 2023〜2025年平均
1 高松市 17,704円 27 宮崎市 7,723円
2 静岡市 11,718円 28 大津市 7,630円
3 山形市 10,980円 29 福井市 7,558円
4 宇都宮市 10,233円 30 千葉市 7,493円
5 名古屋市 9,753円 31 奈良市 7,453円
6 岐阜市 9,650円 32 松江市 7,331円
7 岡山市 9,490円 33 京都市 7,216円
8 さいたま市 9,451円 34 札幌市 7,170円
9 仙台市 9,406円 35 鹿児島市 7,011円
10 浜松市 9,395円 36 横浜市 6,981円
11 山口市 9,162円 37 秋田市 6,952円
12 徳島市 8,752円 38 盛岡市 6,927円
13 長野市 8,705円 39 新潟市 6,863円
14 水戸市 8,669円 40 川崎市 6,860円
15 富山市 8,650円 41 堺市 6,761円
16 北九州市 8,524円 42 甲府市 6,704円
17 広島市 8,507円 43 熊本市 6,486円
18 佐賀市 8,418円 44 大分市 6,365円
19 高知市 8,414円 45 神戸市 6,252円
20 前橋市 8,331円 46 大阪市 6,078円
21 福島市 8,311円 47 鳥取市 5,776円
22 東京都区部 8,166円 48 津市 5,411円
23 松山市 8,006円 49 和歌山市 5,031円
24 福岡市 7,967円 50 青森市 5,019円
25 相模原市 7,729円 51 長崎市 4,332円
26 金沢市 7,726円 52 那覇市 2,386円

高松17,704円、那覇2,386円、全国平均の2.37倍

高松市17,704円、静岡市11,718円、全国平均7,467円、最下位那覇市2,386円。1位と最下位で7.42倍、2位との差だけで1.51倍。高松だけが別の帯にいる。「うどん県」の看板は、観光コピーではなく、家計調査の数字にもまっすぐ現れている。全国平均は17年で+41%と伸びており、そば・うどん外食は全国で拡大しているが、その中でも高松は独自の高さを保ち続けている。


もっと詳しく

データ出典: 総務省「家計調査」(2007〜2025年・3年平均使用・二人以上の世帯・都道府県庁所在市及び政令指定都市)

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