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生活保護率が高い県ほど、 既婚女性が少ない。

47ものがたり vol.15 — データ出典:厚生労働省「被保護者調査」/ 総務省「国勢調査」

生活保護率と既婚女性の割合をプロットすると、強い逆相関が現れる。

r = −0.86。生活保護が多い県ほど、既婚女性が少ない。

大阪は生活保護率が最も高く(人口千人あたり30.4人)、15-64歳女性の有配偶率は低い。福井は生活保護率が最低水準(4.2人)で、有配偶率は全国1位(62.0%)。

「共働き」が最強のセーフティネット

県名生活保護率女性有配偶率
福井県4.2‰62.0%
富山県4.2‰61.4%
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東京都19.6‰55.6%
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北海道28.6‰56.1%
大阪府30.4‰56.4%

福井と富山は共働き率全国TOPでもある。夫婦二人で働くことが当たり前の県は、生活保護に頼る必要がない。

大阪・北海道は単身世帯が多く、シングルマザーも多い。一人の収入で生活が成り立たなければ、セーフティネットに頼ることになる。

因果の矢印は双方向

この相関は「結婚すれば生活保護が減る」とも「生活基盤があれば結婚できる」とも読める。因果の矢印は一方通行ではない。

だが確かなのは、福井のように「共働きが当然」の県では、世帯収入が安定し、生活保護率が低いという事実だ。

天ぷらの記事で見た「福井が天ぷら・フライ1位」も、共働き世帯が惣菜を買う文化の表れかもしれない。福井は「夫婦で稼ぎ、惣菜で食べ、生活保護に頼らない」県だ。

データ出典:厚生労働省「被保護者調査」/ 総務省「国勢調査」