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広い家に住む県ほど、 一人暮らしが少ない。

47ものがたり vol.17 — データ出典:総務省「住宅・土地統計調査」/ 総務省「国勢調査」

住宅の「居住室数」と「一人暮らし率」をプロットすると、見事な逆相関が現れる。

r = −0.87。広い家の県ほど、一人暮らしが少ない。

富山は1住宅あたり5.77室で一人暮らし率は低い。東京は3.16室で一人暮らし率50.2%。都民の2人に1人が一人暮らしだ。

住宅が「暮らし方」を決める

県名居住室数単独世帯率
富山県5.77室低い
福井県5.51室低い
秋田県4.39室中程度
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大阪府3.48室高い
東京都3.16室50.2%

富山・福井は広い持ち家が多く、三世代同居の文化が残る。家が広いから、家族で住める。家族で住むから、家が広くなる。

東京は狭いワンルームが大量にある。狭い家には一人しか住めない。だから一人暮らしが増える。

この7本で見えてきたこと

生活保護の記事で見た「福井は共働き率トップ・保護率最低」。結婚の記事で見た「一戸建てが多い県は婚姻率が低い」。そしてこの記事の「広い家は一人暮らしが少ない」。

これらは矛盾しているように見えて、実は同じことを言っている。

福井・富山型: 広い家、家族同居、共働き、安定。
東京型: 狭い家、一人暮らし、高収入、でも婚姻率は低くない(出会いが多いから)。
地方都市型: 家はそこそこ、でも若者が流出、婚姻率が低い、人口が減る。

住宅の広さ、結婚、共働き、生活保護。すべてが連動している。47都道府県のデータは、日本人の「暮らし方」の全体像を静かに語っている。

データ出典:総務省「住宅・土地統計調査」/ 総務省「国勢調査」