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「餃子日本一」は宇都宮でも 浜松でもない。

47ものがたり vol.8 — データ出典:総務省統計局「家計調査」(2007〜2025年・3年平均使用)

「餃子日本一」といえば、宇都宮か浜松か。メディアは毎年この二強対決を報じる。

だが3年平均で見ると、どちらも1位ではない。

1位は宮崎県。年間3,478円。

宇都宮(栃木)は2位の3,192円、浜松(静岡)は3位の2,658円。単年のブレを3年平均(2023〜2025年)で均すと、九州の伏兵が王座に就いている。

宇都宮の凋落

餃子消費額の推移(注目3県 vs 全国平均)
年間支出額(円)/ 二人以上の世帯・県庁所在市

青の宇都宮を見てほしい。2007年には5,381円で圧倒的だった。だが19年間で右肩下がり。2024年には2,801円まで落ちた。

一方、赤の宮崎はじわじわと上昇。2020年以降は3,500円前後で安定し、宇都宮を逆転した。

メディアの「宇都宮vs浜松」は、すでに過去の構図かもしれない。

なぜ宮崎なのか

宮崎の餃子文化は「一口餃子」にある。小ぶりな餃子をビールのつまみに大量に食べる。居酒屋メニューの定番だ。スーパーでも一口餃子が並ぶ。1個あたりが小さいから、個数で見ると消費量はさらに差が開く可能性がある。

順位県名3年平均特徴
1位宮崎県3,478円一口餃子文化
2位栃木県3,192円宇都宮餃子
3位静岡県2,658円浜松餃子
4位滋賀県2,455円
5位埼玉県2,412円

餃子の全国平均は40年でほぼ横ばい(+5%)。餃子は「伸びてもいないし、減ってもいない」。日本人にとって餃子は、流行に左右されない定番のおかずであり続けている。

データ出典:総務省統計局「家計調査」(2007〜2025年・3年平均使用)