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大卒が多い県ほど、 離婚率が低い。

47ものがたり vol.12 — データ出典:総務省「国勢調査」/ 総務省「社会生活統計指標」

47都道府県の「大卒率」と「40代男性の離婚率」を散布図にプロットすると、きれいな右下がりの直線が現れる。

相関係数 r = −0.88。大卒が多い県ほど離婚が少ない。

東京は大卒率31.6%で離婚率2.6%。宮崎は大卒率16.6%で離婚率6.9%。2.7倍の差がある。

数字が描く「2つの日本」

県名大卒率40代男性離婚率
東京都31.6%2.6%
神奈川県27.5%3.0%
京都府24.8%3.3%
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秋田県18.4%4.8%
青森県11.8%5.5%
宮崎県16.6%6.9%

上位は都市部、下位は地方。これは「大卒だから離婚しない」という因果関係ではない。大卒率が高い県は所得も高く、初婚年齢も高い。経済的安定と晩婚が離婚率を下げているのだろう。

因果ではなく、構造の話

地方では高校卒業後に就職し、若くして結婚するパターンが多い。若い結婚は離婚リスクが高いことは統計的に知られている。

都市部では大学・大学院を経て就職し、30代で結婚する。経済基盤が固まってからの結婚は安定しやすい。

教育が離婚を防ぐのではない。教育が人生の時間割を変え、その時間割が結婚の安定性を左右している。

r = −0.88という強い相関は、日本社会の「学歴と人生設計の構造的な結びつき」を映し出している。

データ出典:総務省「国勢調査」/ 総務省「社会生活統計指標」