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弁当に年27,000円使う県。

47ものがたり vol.11 — データ出典:総務省統計局「家計調査」(1985〜2025年・3年平均使用)

弁当に年間27,000円以上使う県がある。

1位は高知県。年間27,424円。

2位は群馬(26,759円)、3位は沖縄(26,213円)。全国平均は18,521円。高知はその1.5倍だ。数値は3年平均(2023〜2025年)で比較。

弁当は40年で+66%

全国平均は1985年の11,125円から18,521円へ。40年で+66%食卓の記事で見た「素材→加工品シフト」の象徴がこの弁当だ。

えびとまぐろの消費が6割減り、弁当と天ぷら・フライが急増。日本人は「魚を買って焼く」から「弁当を買って食べる」に変わった。

順位県名3年平均特徴
1位高知県27,424円外食・中食文化
2位群馬県26,759円車社会のコンビニ
3位沖縄県26,213円弁当文化が根強い
4位東京都25,742円オフィスランチ
5位埼玉県23,640円

なぜ高知が1位なのか

高知は「外食・中食県」だ。高知の食文化は「皿鉢(さわち)料理」に代表されるように、作り置きの料理を大皿で食べる文化がある。弁当はその延長線上にある。

また高知は単身世帯率が高く、一人暮らしの高齢者がスーパーの弁当を買う傾向が強い。人口減少の記事で見た地方の高齢化が、弁当消費を押し上げている一面もある。

弁当が語る日本の変化

月に1,543円。週に380円。週に1回弁当を買うのが全国平均だ。高知はそれが週2回になる。

弁当の増加は、共働き世帯の増加、コンビニの全国展開、そして「料理をしない」生活の広がりを映している。40年前の日本人が年間11,125円しか弁当に使わなかったのは、まだ「家で作る」が当たり前だった時代だからだ。

データ出典:総務省統計局「家計調査」(1985〜2025年・3年平均使用)